モシャモシャ。

牛の草を食む音。

モォ~。

時折、首を伸ばして、鳴きます。

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緑が広がります。

ひたすら口を動かしながら、おいしい草を探しながら、牛が少しずつ移動。

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黒と白のツートンカラー。一頭一頭、模様が違います。

近づいてみると、興味津々でこちらに近づいてくる牛も。

人懐っこい牛が多いです。

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いつまでも見ていて飽きません。

ここは北海道でも、信州や那須の高原ではありません。

茨城県稲敷市。

成田空港や霞ケ浦が近い場所。
東京から車なら90分で来ることもできます。

上野裕さんの牧場。

その特徴は何と言っても、牛が放牧されていること。
のびのびと牛が外で草を食んでいます。

上野さんはこの場所を次にように呼びます。

「乳と蜜の流れる地」

聖書に出てくる、豊かな牧草、樹木の実りに恵まれている場所。

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ミツバチも飼われていて、蜂蜜も取っています。

生き物が元気に餌を食べて歩き回っている風景。
近くに人が住んでいて、牛舎があって、ほどよい距離感で牛と人が暮らしている風景。

そこは懐かしくて、思わず「これでいいんだよなあ」と感じます。
牛も人間も同じ生き物だよなあと、自分たちが「生き物」であることを思い出させてくれます。

放牧が作り出す風景は、現代人が見ていてホッとする風景。

現代人は、特に会社勤めの方は、多くの時間をシステムの一部として過ごします。
効率が求められ、目標達成が求められ、感情を出すことを抑えることが求められます。

おいしい草を探して、牛が自由に動き回る光景。

牧草が長くなる前に牛が食べられるように、いくつかの区画をローテーションしているそうです。
草は生え始めがエネルギーがあっておいしいとのこと。

5月末にはクローバーの白い花が咲き誇り、花と牛が一緒にいる風景を作ります。

上野さん曰く、

「毎年、楽しみで、本当にいいなあと思うんだよねぇ~」
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ここに来た現代人は、必ず何かを得ることができます。
本来生き物はこうあるべきだ、日本の風景としてこういう風景を残したい、何かを感じます。
「心を動かされる」ということ自体に気付くかもしれません。 

そんな上野さんの牧場。実は最初から放牧をしていたわけではありません。
また、この地域の酪農家が減り続けている現状もあります。

放牧に至るまでの上野さんの葛藤や、この土地の課題については次回に書きます。


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